ふるさと市原に輝く人物コーナー第17回は「高石真五郎」を取り上げます。
毎日新聞社社長、そしてIOC(国際オリンピック委員会)委員として活躍した高石真五郎は、1878(明治11)年に市原郡鶴舞町で生まれました。
慶應義塾大学を卒業後、大阪毎日新聞の記者として、ロシアでトルストイを取材したり、オランダ・ハーグでの韓国密使事件をスクープするなどして、1945(昭和20)年には社長にもなりますが、その年のうちに辞任します。
その後、IOC委員として1964(昭和39)年の東京オリンピック招致に貢献し、勲一等瑞宝章を受章します。さらに、1966(昭和41)年には、病気のためにローマでのIOC総会には欠席しましたが、札幌招致演説の録音テープを送り、札幌冬季オリンピックが決まりました。その功績から文化功労者として表彰されました。
生涯にわたってゴルフをこよなく愛したほか、日本自転車振興会会長や日本ビリヤード協会会長など幅広い活躍をされましたが、1967(昭和42)年に亡くなりました。
今回の展示では、1階ふるさと市原に輝く人物コーナー(郷土・行政資料展示コーナー)にて高石真五郎の著書や人物に関して書かれた図書など、2階展示ケースでは招致に貢献した1964(昭和39)年の東京オリンピックに関するポスターやグッズなどを展示しています。
期間:2018(平成30)年11月29日(木)まで
中央図書館開館時間中、閲覧自由 ※2階は全日午後5時まで続きを隠す<<