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市原市立図書館 〒290-0050 千葉県市原市さらしな5丁目1番地51 電話番号 0436-23-4946 FAX 0436-24-7777
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中央図書館、各読書施設の休館日とイベントが表示されます。
※2021年3月31日まで
 

【中央図書館の開館時間】
午前9時30分~午後5時まで
 水・金曜日は1階第1フロア・第2フロアのみ午後7時まで
 ※水・金曜日が祝日開館と重なる場合は午後5時まで
*公民館・コミュニティセンター図書室の開室時間はこちらをご覧ください。

 

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「もっと前へ」な一冊

2020(令和2)年2月、市原市立中央図書館はTwitterを始めました。
しかし、コロナ禍のため、イベントの延期、休館、休館の延長といったツイートしかできませんでした。
5月28日(木曜日)に開館した後も新型コロナウイルス感染症の影響は続いています。この難局を乗り切るために、市民の皆さんを励ますことができるような前向きなツイートをしたいと考えました。
図書館には「本」があります。
小出市長をはじめ、市原市で頑張る皆さんの『「もっと前へ」な一冊』を紹介してもらい、市民の皆さんに読んでもらって、少しでも前向きな気持ちになってもらいたいと考え、このページに掲載そしてTwitterでツイートをしていきます。

2020(令和2)年10月2日 市原市立中央図書館長
 

第6回 榎本真弓 市原市立中央図書館長


中央図書館館長の榎本です。日頃は、中央図書館・各読書施設をご利用いただき、ありがとうございます。
お蔭様で中央図書館は平成3年11月に開館してから、令和3年に開館30周年を迎えます。この間、元号が変わり、中央図書館の周囲も上総更級公園やショッピングセンター等のオープンと大きく変化しました。現在、中央図書館・各読書施設では、新型コロナウイルス感染症拡大防止として、様々な対策を行っています。ご利用の際は、マスクの着用や検温、体調チェック等へのご協力をお願いします。

さて、私が紹介する『「もっと前へ」な一冊』は、
『あいしてくれてありがとう』(絵本の時間 49)宮西達也∥作・絵(ポプラ社 2008)です。
私は、中央図書館勤務になるまで、しばらく絵本から遠ざかっていましたが、中央図書館のイベント「子ども読書活動推進フォーラム」の講演会講師として宮西達也先生に講演をしていただいたことがきっかけで、この絵本を読む機会を得ました。宮西先生の作品は、図書館にたくさん所蔵がありますが、どの作品も人間愛にあふれていて、先生の絵と合わせて、読み終えた後は優しい気持ちになる本ばかりでした。

この絵本は、一人ぼっちで、自分勝手でみんなに恐れられているティラノサウルスと目の見えないパウパウサウルスのお話です。目が見えないことから、パウパウサウルスが自分をパクリと食べようとしていたティラノサウルスのことを「よわむしで、なきむしで、自分と似ている」と言ったことから、お互いにかけがえのない存在になっていくという内容です。最後はホロリとする結末で、小さいお子さんは勿論のこと、大人が読んでも心に残る作品だと思いますので、『「もっと前へ」な一冊』としてお勧めします。
 

第5回 杉山千秋 看護師


私が紹介する『「もっと前へ」な一冊』は山本一力さんの『蒼龍』(文春文庫 2005)です。
深川の貧しい御夫婦が一流画家に挑戦して賞を射とめようと頑張る物語です。
応募作品は白黒の絵でしたが、第二席になり、賞金を逃します。
来年こそはと、頑張る物語です。

現在のコロナ禍では明日どうなるのか、全くわからない状態ですが、今日より明日、来年には良くなるか、この御夫婦のように努力すれば良くなっていく希望を持って、来年こそは・・・。
 

第4回 山見智子 やまみ医院院長


市原市で内科を開業しております、山見と申します。わたしの紹介する「もっと前へ」な一冊は『ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言』です。この本の著者は、”長谷川式認知症スケール”を開発された医学界では大変有名な先生です。
長年、認知症の研究・治療に貢献されました先生が、89才のころ認知症を発症し、執筆されたものです。私がこの本と出会ったきっかけは、1年前まで医院の会計的な仕事を難なくこなしていた母の認知症にどう向き合っていいのかわからず、認知症の人の気持ちがわかる本がないかと探していたからです。認知症の方の笑顔をひきだし、どうすれば勇気づけられるのかという、家族としての向き合い方を教えてくれる一冊だと思います。
(書誌情報)
『ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言』長谷川和夫∥著・猪熊律子∥著(KADOKAWA 2019.12)https://www.kadokawa.co.jp/product/321906000708/
 (外部サイト:出版社ウェブサイト)
 

第3回 小柳勝則 市原市消防局長


市原市消防局長の小柳勝則です。
私が皆さんに紹介する『「もっと前へ」な一冊』は、長岡弘樹さんの119(文藝春秋 2019.6)です。
この本は、消防士の姿を描く9つの短編で構成された小説です。
特にこの中で印象に残る物語は、第2編の「白雲の敗北」です。和佐見市漆間分署に勤務する新米消防士をベテラン係長が、平時の勤務や災害活動を通じて「人財」育成する様を描いています。
また、この物語の一文に消防学校時代の担任教官が、たった一度だけ口にした災害活動時に、「怖がるなとは言わない。だが、恐怖を他人に感染させるな。」と、私も経験した消防学校初任科時代を思い出し、心が熱くなりました。
市原市消防局におきましては、先人の培った「市原消防魂」を若い職員に伝承し、市民の「安心・安全」を守るため、災害対応のプロフェッショナル組織として、邁進しています。将来、消防士を志す方や消防署の日常に興味がある方は、是非、お読みください。
 

第2回 林充 市原市教育委員会教育長


市原市教育委員会教育長の林充です。
私が皆さんに紹介する『「もっと前へ」な一冊』は、相田みつをさんの『にんげんだもの』(文化出版局 1984.4)です。この本の中には、相田みつをさんから私たちに贈られた「心の言葉」がたくさん込められています。
心のそこからうれしいとき、ひとりぼっちでつらいとき、なみだをこらえてかなしみにたえるとき・・・
そんなときに、とても励まされ、元気をいっぱいもらえます!


 

第1回 小出譲治 市原市長



市原市長の小出譲治です。

私が紹介する『「もっと前へ」な一冊』は、『更級日記 日記に綴られた平安少女の旅と物語への憧れ』濱野 京子∥著 佐竹 美保∥絵(岩崎書店 2016.3 ストーリーで楽しむ日本の古典 12)です。


この本は、市原市に転校してきた少学6年生の女の子が、五井駅前の菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)像を見て「誰だろう?」不思議に思い、中央図書館のレファレンスカウンターで訊いてみるところから始まります。
図書館で出会った女性に、有名な日記文学の「更級日記」について教えてもらいながら物語は進んでいきます。

「更級日記」は、菅原孝標女が上総国から京の都への旅立ちの場面から始まりますが、孝標女は少女時代を、ここ市原市で過ごしていたというご縁があります。
「更級日記」を初めて読むと、私たちが日常使っている言葉とは違う言葉遣いで書かれているので、難しく感じるかもしれません。
この本は、小学生でも読みやすいように物語仕立てで書かれています。
子どもから大人まで楽しんでいただけると思います。

今年は、菅原孝標女が市原市、かつての上総国から京へ旅立ってちょうど千年の節目の年です。市原市では、この節目を記念して「更級日記千年紀文学賞」を創設します。
菅原孝標女は昼夜を問わずに源氏物語を読みふけったという大変な文学少女でありました。
文学を通じて皆さんに新たな発見や、市原市への誇りと愛着が生まれることを期待しています。
まずは「更級日記」がどのような本か、とても読みやすい『更級日記 日記に綴られた平安少女の旅と物語への憧れ』を、私の「もっと前へ」の一冊としておすすめいたします。
秋の夜長に是非、お読みください。