ふるさと市原に輝く人物コーナー第22回は、菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)を取り上げます。
『更級日記』の作者である菅原孝標女(本名不明)は、1008(寛弘5)年に生まれました。1017(長和6・寛仁元)年に父孝標が上総介に任ぜられ、父とともに任地である上総国(現在の市原市)に来ました。1020(寛仁4)年、父の任期満了に伴い、帰京のため門出します。この場面が『更級日記』の冒頭部分に描かれています。夫である橘俊通(たちばなのとしみち)が亡くなった後に回想録として『更級日記』を執筆しました。
会場:1階 郷土・行政資料展示コーナー「ふるさと市原に輝く人物コーナー」
2階 展示ケース
※ 開館時間中、閲覧自由 *2階は全日午後5時まで
期間:2019(令和元)年12月26日(木)まで
主な展示資料:『市民グラフいちはら』10号(1977年1月号)
(「市原今昔物語 更級日記と市原」所収)
『日本名筆選43 更級日記』藤原定家筆(二玄社 2004年)
更級日記千年紀のページもご覧ください。(ブックカバーをダウンロードできます。)